2025年 新年のご挨拶
謹んで新年のお慶びを申し上げます。新年を迎え、令和7年、2025年度が会員企業の皆様にとりまして、飛躍の年となりますようご祈念申し上げます。
会員の皆様には、平素より当商工会議所の事業活動に、多大なるご支援とご協力を頂いておりますことに、心より感謝申し上げます。
「コロナ禍」という言葉は、もう過去のものになった感があります。しかしこのコロナ禍と言う期間は、私たちの経済や働き方、そして生活様式に大きな変化をもたらしました。
人口減少は、非常に大きな問題であり私たちの地域に大きな影響を及ぼします。2023年度の伊達市火葬場の稼働数は、年間860件余りになりました。伊達市火葬場整備計画が検討された2018年に、稼働数の最大値は2025年から2030年の805件と想定されています。既に計画値を超えている現実を忘れてはなりません。
室蘭管内の高校新卒者で就職希望者は204人と、10年前の半分近くまで落ち込んでいます。
当然の事ながら、卒業予定者数も同年比較で7割台と少なくなっていますが、この地域で働きたいと思う新卒者の減り方のほうが大きいのです。これは地域経済の持続的発展にとって、大きな問題になります。全業種において人手不足が進んでいますので、地域の魅力を在学中にお伝えできるような施策も伊達市と共同で検討していきます。
しかし一方では、訪日客を含めた観光客の動きが活発です。昨年度3市3町の西胆振管内を訪れた観光客数は、1,045万3千人と前年比で2割も増加しました。伊達市は大滝区を入れて140万5千人です。この観光客数を活用しない手はありません。
2022年11月に当所第27期がスタートし第12代会頭に就任させて頂き、「伊達商工会議所ビジョン2025」を掲げ、地域経済の持続的発展を意識しながら、様々な活動に取り組んできました。
第27期、3年区切りの最終年です。確固たる成果と道筋をしっかりと示さなくてはなりません。
昨年より会議所スローガン「Active Date-CCI」とさせて頂き、1月より会議所職員による全会員企業訪問を実施いたしました。様々なご意見を頂戴しましたので、今後の会議所事業にしっかりと反映させて参ります。身の丈に合った会議所運営では、議員会費の見直しを行い、合わせて役員会費も見直しました。原材料価格やエネルギーコストの高騰により、ご要望の多かったリフォーム助成事業も、予定額を全て消化することができました。その一方で事業者の方々から、様々な問題点もお聞きしています。本年度も実施できるよう、伊達市と調整をしています。
積年の課題である旧経済センター跡地利活用問題では、平口筆頭副会頭を議長に検討会議体を組織し、様々な可能性を検討しています。明確にお答えできる段階ではありませんが、広くこの用地の内容をご案内し、一定の方向性を見いだせればと考えています。
私たちは地域経済の担い手です。未来に向けて前進し続ける決意が求められます。今年も会議所職員と一丸となり、地域経済の振興のために努力してまいります。
会員企業の皆様の事業がさらに発展できますように、商工会議所のネットワークを最大限に活用して、様々な連携を検討してまいります。
本年も本所の活動に、より一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げ、本年がより良き年でありますよう心よりご祈念申し上げ、年頭のごあいさつとさせて頂きます。
その他のお知らせ
- 2024年12月25日【中小企業基盤整備機構からのお知らせ】 価格転嫁検討ツールのご案内
- 2024年12月19日事業環境変化対応型支援事業「個別無料相談窓口」のご案内
- 2024年12月16日年末調整事務の相談について
- 2024年12月13日「年末年始休業のお知らせ」【重要】
- 2024年12月11日【北海道からのお知らせ】「北海道デジタル化相談会2024のご案内」
- 2024年12月11日【北海道からのお知らせ】参加事業者募集「本気のマッチングのために工夫を凝らした合同企業説明会」
- 2024年12月6日第19回北海道観光マスター検定 合格者発表
- 2024年12月5日北海道労働局から「北海道の特定最低賃金が改定されました」